CADの漫画感

人に勧めたい漫画、気になった漫画を語ります

web版週間少年マガジンにはじめの一歩が載っていない件について今さら

電子書籍とマガジン(とジャンプ)の思い出

僕が初めて電子書籍を利用したのはたしか5,6年位前。

Amazonkindleがセール中だったので特に深く考えず購入しました。

当時はまだ週刊少年マガジンやジャンプなどの雑誌は電子化されておらず、単行本の書籍数も少なかったと記憶しています。

それでも、本屋に行ったり通販で注文して届くまで待つ手間が無くすぐに読めることや、なんといってもスペースを圧迫しないのが非常に魅力的で徐々に電子書籍に移行していきました。

 

しばらくすると雑誌の電子書籍もだんだん増えてきました。

僕はマガジンとジャンプは毎週会社帰りに買っていたのですが、電子化されたのを知ってからも毎週の仕事後の楽しみだったのでしばらくそれは変わりませんでした。

 

ただ、やはりというか雑誌で買っていると部屋が圧迫されてしょうがない。

小学生のころならミニ四駆のコースとして再利用していたところですが、大人になった今では枕元に雪崩の元が積み上げられていくだけでした。

 

とある水曜日、仕事が忙しく帰りが遅くなったせいで、帰宅途中のコンビニに全然マガジンが残っておらず(立ち読みされまくったボロボロのやつはあったが)、しょうがないので今日は電子書籍で読むか、と思いそのまま家に帰りました。

飯や風呂を済まして自室ですばやくkindleを起動し、マガジンの購入ページに移動しました。

"※一部書籍版とは内容が異なります" みたいな文言が見えた気がしたけど、あまり気にせず購入して読み始めました。

 

読んですぐに、ああ、グラビアがないんやな。と気付きました。

まあジャニーズもネット上ではかまいたちの夜みたいになってるし、肖像権とかなんかがあるんやろうなーと思って納得しました。特に興味の無い部分だったので。

ただ、一通り読み終わってから気付きました。

 

あれ?一歩なくね?

 

そう、皆さんご存知の通りというか、はじめの一歩は電子版には掲載されていませんでした。

後から購入ページを確認したらちゃんと書いてあったような気もしますが、当時は載ってないこと自体に憤りを感じました。

それからしばらくは電子書籍と雑誌を交互くらいで買うようになりましたが、一歩は漫画喫茶に行った時に読んだりして補完していました。

でもだんだんめんどくさくなって、もう一歩はいいか・・・と思うようになり、ついには読まなくなりました。悲しいなあ・・・

 

 

電子書籍否定派の漫画家さん達について

はじめの一歩は今も電子版には掲載されていません。

他誌でも浦沢直樹さんや井上雄彦さんなどの作品は電子版に掲載されておらず、理由を調べてみたところ見開きでのみわかる表現や紙媒体自体に対する魅力を大事にしたい、というようなことらしいです。

まあ確かにジョージや他の電子版否定派の方の意見も想像はつきましたし、全くわからないわけではないです。

時代遅れだとか読む側のこと考えろとか言う気持ちはあるけど、今まで全力で漫画にかけて来た人にはこっちの想像もつかん何かがあるんでしょう。

 

だから僕は言いたいわけです。

編集とか会社がちゃんと管理せえや!

顧客のこと考えてもっとちゃんと説得するとか脅す賺すして無理やりでも載せろや!

・・・と言いたいんですけど、あんだけ大御所だと例えばじゃあ書くのやめるとか言われたら対抗のしようがない気がするので実質どうしょうもないんでしょうね。

どこの会社でもよくありそうな話です。

 

僕は絵の迫力とか細かい書き込みとかよりも、ストーリーとかキャラクターを重要視して読んでるってのもあって、細かいことはええから早く電子化してくれや、と思っています。

できるだけ早く漫画家の方に時代に適応してもらえるよう祈っております。

ただ、一歩はもういいかな・・・。

 

 

ちなみに電子版に移った後でも、紙版もしばらくは会社帰りにちょくちょく買っており、最後の方に買った2冊はPCディスプレイの台座として今も活躍しています。

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